整形外科

整形外科について

整形外科について当院の整形外科では、体の姿勢や運動をコントロールする運動器(骨や筋肉、神経、靭帯、関節など)の治療を包括的に行っております。運動器が損傷を受けると、痺れや痛みにより、日常生活や運動に悪影響を及ぼすことがあります。
運動器の治療において、温熱療法や痺れや痛みを和らげる薬物療法といった対応だけでは、なかなか根治には至りません。そのため、当院の整形外科では、ハイドロリリース、関節内ブロック、再生医療など高度な保存治療、リハビリテーション用の超音波診断装置(エコー)や体外衝撃波治療器といった先進的な医療機器も導入し、より効果的な治療を行っております。
体に慢性的な痺れや痛みがある場合や、スポーツ障害などで運動機能に支障がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

このような症状がある方は、
当院までご相談ください

下記のような症状がございましたらお早めに当院までご相談ください。

  • 首や肩のこり
  • 体の痺れ、こわばり
  • 体が動かしにくさ、違和感
  • 関節痛や筋肉痛
  • 腰痛
  • 打撲や捻挫、肉離れ、脱臼、骨折
  • 怪我(切り傷・擦り傷など)
  • 腕や脚の感覚障害や運動障害
  • スポーツによる怪我・障害
  • 労災と認められた症状、交通事故によって生じた症状

など

当院で対応する検査

レントゲン検査

X線を使用して、骨折や関節の異常がないかチェックします。

レントゲン検査の注意点

  • 胎児(特に器官形成期の赤ちゃん:着床から2~8週目)はX線に対してとても敏感なため、妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は事前にお申し出ください。
  • 金属やプラスチック、生地の厚い洋服などを着用されている場合は、それらが写り込んでしまう可能性があります。予め取り外していただけますと幸いです。
取り外しが必要なもの

メガネ/腕時計/指輪/ピアス/ヘアピン/ネックレス(磁気・ゴム製の製品も該当します)/入れ歯(取り外せる物/下着(金属製・プラスチック製のホックやアジャスターを使用しているもの)/ファスナーやボタン/湿布/エレキバン/コルセット

骨密度検査(DEXA法)

骨密度検査(DEXA法)当院ではDEXA(デキサ)法を使用した、低被曝の超音波骨密度測定装置による骨密度測定を行っております。
デキサ法とは、2種類のX線を使用し、骨の密度を正確に計測する方法です。この検査は、骨粗しょう症の診断や治療結果を評価する際に行われております。特に、腰椎や大腿骨の骨密度を測定し、骨折のリスクを判定することが可能です。骨量が不十分な場合は、医師が適切な薬物療法(投薬・注射)をご提案します。

超音波検査

超音波検査は、皮膚に近い箇所の状態を素早く、かつリアルタイムで調べられる検査です。
腱鞘炎や靭帯損傷、肩関節周囲炎など、色々な疾患の診断に役立ちます。
被ばくリスクがないので、定期的な検査にも最適です。

血液検査・尿検査

関節リウマチや骨粗しょう症などの診断に有効です。

当院で対応する治療

手術療法

重度の変形や損傷があった場合は手術が必要です。手術では主に、腱の修復や骨折固定、関節置換術などを行います。当院では、他の高度医療機関との協力の下、当院の院長による人工股関節置換手術や股関節鏡手術などの一部手術にも対応可能です。

人工股関節置換術

体外衝撃波治療(収束型)

当院は、拡散型圧力波治療器を導入しております。体外衝撃波により、ダメージを負った組織の奥深くまでエネルギーを伝達し、再生を促進させます。治療効果は60~80%もあり、世界中で高い評価を受けています。
股関節や鼠径部、内転筋の痛みの軽減をはじめ、五十肩、テニス肘、ゴルフ肘、手根管症候群、大転子疼痛症候群、肉離れ、ジャンパー膝、アキレス腱炎などの治療においても効果が期待できます。リハビリ治療と併用することで、より高い効果が得られます。

収束型体外衝撃波治療

エコーガイド下筋膜リリース(ハイドロリリース)

超音波検査で患部を調べながら、筋膜に麻酔薬やステロイド、生理食塩水などの薬液を注入する治療法です。癒着した筋膜を剥離し、痛みの軽減を促します。筋膜の癒着が原因である痛みにフォーカスした新たな治療法です。
肩こり、腰痛、仙腸関節痛などだけでなく、膝や臀部の痛みの改善にも期待できます。マッサージや整体、鍼治療などを受けても改善が見られなかった方も、ぜひお気軽にご相談ください。

手術不要の再生医療
(PRP療法)

再生医療は、損傷した組織や臓器を修復するための治療法です。患者様の血液から作られたPRPを患部に注入するため、高い安全性に期待できます。さらに、日常生活への影響もほとんどありません。単独で使用するほか、リハビリと併用したり、手術後の治癒を促進したりするために、補助的に利用することも可能です。

漢方療法

漢方薬には自然の植物が含まれているため、副作用が少なく、持続的な効果に期待できます。患者様の体質や症状を考慮に入れつつ処方し、根本的な改善を目指します。西洋医学と組み合わせて用いて、より効果を高めることも可能です。

よくある質問

本人が高齢のため、家族が代わりに受診してもお薬を処方していただけますか?

可能です。ただし、病状が安定しており、どうしても受診できないというケースに限ります。なお、長期間にわたり患者様ご本人がお見えにならない場合は、病状等が不明なため、お薬の処方をいたしかねる場合がございます。
可能な限り、患者様ご本人が診察にお越しください。

子どもが一人で受診してもいいですか?

小学生以下の患者様には、原則保護者の同伴をお願いしております。また中学生以上でも、症状がひどいときや初診時は、保護者の同伴をお願いしております。

股関節以外の整形外科手術にも対応していますか?

当院は、股関節疾患以外での外科的治療を行っていません。ただし、検査・診断・保存的治療には対応しております。当院の整形外科専門医が手術の必要と判断した場合には、連携する専門医療機関をご紹介いたします。